日曜日, 8月 20, 2006

訳語決定会について

私が Mozilla 関連で関わっているものの1つに訳語決定会 というのがあります。聞いたことがないという人は「大勢」いらしゃるかと思います。どういう経緯でできたのかということは同会の中をご覧になって頂きたい。
この会の目的は例えば「user」の訳語をどうするか(例:「ユーザー」か「ユーザ」か「利用者」か)という問題を解決することです。今のところ、参加者は4人(私と池田さんと濱崎さんと山口さん)で、この4人で訳語の統一をしています。あと、 dynamis さんがこの用語集の作成の段階で深く関わっておられます。
トータルで見ますと5人だけの小さな会ですが一応、Mozilla Japan の公式なサイトです(別に公認証とかがあるわけではないのですが)。この会ではより多くの人に参加してほしいと思っています(会全体で)。100人集まれば100種意見が出るのは当然で、それがこの会の目的です。また、ここで決めたからと言って、すぐに守れとかは言いません。あくまでも推奨程度のものです。翻訳部門のフォーラムでは多くの訳者さんたちが頑張って投稿されています(私は最近は時間がなくできませんが)。その皆さんの中には Mozilla 界では常識とされていることが、やはりまだ年月が浅く分かっておられない方がいます。この会はそうした人々を助け、また、毎回のように行われている言葉の選び方の参考にしてもらうためのものです。
参加は自由ですが、条件を強いて言うならば「翻訳部門に何らかの形で携わっていること」です。草稿段階で推敲をしてあげたりしているだけでも十分、参加する資格があります。ちょうど今は、私が大量の「第六回報告」と「公的用語(米国)」を提出しております。その議論をこれからするところです。皆様の参加をお待ちしております。