金曜日, 9月 15, 2006

Firefox と Thunderbird のアップデートに思うこと

いくつかの心無いユーザからは Firefox や Thunderbird の「無意味な」アップデートは止めた方がいいと言われている。だが、それは正しいのだろうか。随分前か Firefox は世界で一番危険なブラウザという調査結果が出ていた。しかし、これはいささか納得しがたい。というのもそういう調査をする前に Bugzilla を調査すべきだからだ。大抵、そうした調査員は10年前のパソコン知識を応用していることが多い。全くそういう調査は信用できない。Firefox ほどセキュリティに気を配ったブラウザは他にない(IE も Opera も到達していない)。今回のアップデートも、かつては試験段階だった「自動アップデートシステム」で不自由なくアップデートできる。「最高」と書かれているバグもあれば無印のバグ修正まである。Bugzilla を見て欲しい。多くの開発者がパッチを書きテストしそれを次のバージョンで反映できるようにしている。IE は優秀とはいえ少人数の閉鎖的な環境でバグの修正をしている。IE を槍玉にすると悪いが「9月の月例パッチ」とか銘打つぐらいであれば、最初からバグを減らすように努力すればいい。「月例」、「月例」・・・と続くと何を修正しているのかよく分からない。私はこう断言しよう。「Firefox は現在、世界に出回っているブラウザで最も安定・安全なブラウザである」と。